タイトルに騙されないで!(笑)/『僕の母がルーズソックスを』(みんなの本気読書感想文)

ある日の朝、母親の言動が17歳に戻っていた。外見は39歳の専業主婦のまま、16歳の息子に向かって「ねぇ、君さ、ウチのピッチ知らない?」と言い放つ。自らの姿に困惑する母・芽衣子を救うため、ひとり息子の潤平が両親の青春時代を追い、たどりついた真実とは。ハートフルな涙が自然と流れる「家族愛」エンタテインメント!

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レコメンドレビュー

やこち(@yako2bs)

皆さんは自分の母の過去や若い頃の話をどれだけ知ってますか? タイトルだけ見ると『???』、もしくは『笑えるコメディ系か?』と思うだろう。でも、タイトルに騙されないで! これは息子が初めて知る母の過去の話。

メインレビュー

以下、内容やネタバレを含む場合があります

毎日、顔を合わしている母。自分は思春期だし、反抗期だし、母を鬱陶しいと感じてしまう。自分が悪い事しても怒鳴ったり、怒ってもしてくれない…逆に優しくふんわりと言葉を選びながら叱る母、本音を見せない母に対してのモヤモヤ。 そんな母がいきなり記憶を失くし、心が17歳の女子高生(しかもガングロのコギャル!)に戻ってしまった!!しかも自分の知ってる母とは全くの真逆タイプ。

同じ17歳でも自分と生きてる時代が違うから話はもちろん流行やノリまでもが噛み合わない(笑)17歳の母にとっては安室ちゃんが全盛期であり女子高生(アムラー)のカリスマで神様!…現在の17歳の息子にとっては安室ちゃんは引退しているベテラン歌手…。そりゃ、戸惑うさ…噛み合わないさ(笑) 見た目はオバサンなのに喋り方や服装、感覚がコギャルなんだから(笑)おまけにそれが自分の母親なんだから(笑)(笑) これだけ聞くと笑える話に思えるが…読み進めると全然、違う。 私も最初は『笑えるコメディ系かな?』と思って読み始めたが、見事にイイ意味でタイトルに裏切られた! 深い。とても深い物語。 息子(主人公)の名前『潤平』の意味(由来)が分かった時には涙が溢れた。息子への愛が溢れていた。 恥ずかしいだろうが母や父の過去、若い頃を知る事は決して悪いことじゃないんだな。むしろ大切な事かもと思える。今の自分自身と向き合うキッカケにもなると思う。

あと私自身もそうだが…コギャル全盛期…懐かしい(笑)アムラーにしろ、ピッチ(PHS)だの、カラーギャングだの…と世代的に色々と懐かしいことがたくさんあり読んでいて楽しかった(笑) 若い子はある意味、日本の歴史を学べると思う(笑)

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