Reading Forestについて

閲覧ありがとうございます。
ここではReading Forestについてお話させていただきます。
名前の由来については長くなってしまったのでお時間がある時にでもお読みいただけたら嬉しいです。

Reading Forestの名前の由来

Reading Forestの由来

まずはReading Forestの由来についてお話させていただきます。
直訳すると「森を読む」ですが、一体どんな意味があるのかと聞かれてもいないのに語ろうと思います。

「木」と「本」って似てませんか?

突然ですが、「木」と「本」って似てると思いませんか?
もちろん文字の形もそうですが、もう少し観念的な話です。

私が思うのは、木も本も育てることができるという点です。
木はともかくとして、本を育てるとは?って感じですよね。あくまでも私の中のイメージの話なので、もしかしたら理解されないかもしれませんが少しお付き合いください。

作者がアイデアという種子から、一つの書物として木を作る。こんなイメージは想像しやすいと思います。
ただ、私が思う本を育てるというのはもう少し先のことまで含みます。

本は出したらそこで完成とは言いがたいと私は思います。当然のことながら、読まれて初めてその役割を果たすことができます、そういった意味では出版された時点の本はまだまだ苗木と言えるでしょう。
その作者が育てた苗木を育てるのは、私たち読者の仕事です。
本を買って読むことはもちろんそうですが、その本についてあれやこれやと考えたり、人と楽しみを共有したり、そういった読書全体の活動によって本はただの読み物から、芸術やエンタメといったより大きな木へと枝葉を広げていくことができると考えます。それが光を当て、水をやり、土壌を整えることになり、本を育てるということだと私は思います。

育てるだけでは足りない…?

育った木は、読書を嗜む人にとっては可愛いく映るかもしれません。しかし、それはあくまでも元から興味を抱いている人に限り、です。

例えば、道端の街路樹一本にいちいち心を動かされる人は稀でしょう。その立ち並ぶ木の中に実はごくごく希少な木が一本紛れ込んでいてもほとんどの人が気が付かないでしょう。

本でも同じことが起きていると感じます。読書を趣味とする人の中では有名であったり話題の作品や作家も、そうでない人にとっては本屋で並ぶ一冊一冊の違いは分からないのだと思います。

木を育ててもよほどの大木に育たない限り、それに興味がない人にまでその魅力が届かないという難点があります。それはつまり、「ベストセラー!」であるとか「実写映画化!」のような言葉がつくまで育てないといけないということです。

全ての本がそうなるのは当然不可能です。枠は限られています。
だからといって育てる意味がないと私は言いたくはありません。

大木でなくても愛される木はあります。本も同じようになればいいなと考えました。

愛される木になる方法

大木にならずとも、愛される木になれば良いじゃないか!というお話ですが、では愛される木とはなんなのかとなりますね。

私が思う愛される木を端的に言うと、それは「人の思いや愛着を感じる」ということに尽きます。

例えば、日常では見向きもされなかった一本の木に隠されたストーリーがあったらどうでしょうか?
戦争で生き別れた恋人との約束の場所であるとか、病気の父親が生まれてくる娘のために植えた木であるとか、夜になると歩き出すという都市伝説があるとか、そういった人の願いや思い、記憶や好奇心などを感じるとグッと身近に感じると思いませんか?ただの一本の木にも興味が湧いてくると思いませんか?

本においても同じなのではないでしょうか?誰かの思いや感情を感じることでグッと身近に感じられるのではないかと思います。

そしてそれを感じさせるには、語り部が必要になります。それは読者全員がなることができます。
ただ本を読むだけでなく、それを経て生まれた感情や考えをもっともっと表現できたら、本に興味がない人たちにも届くのではないかと思いました。そうした思いを受けて育った木がいつしか大木になるかもしれません。
それを行う場所にReading Forestがなれたら嬉しいです。

「木」ではなく「森」になる必要性

本という木を育てるという話をしてきましたが、最後にそれらを束ねて森を作るということについて話したいと思います。

育てた木が1本ぽつんとそこにあるよりも、それらがたくさん集まった場所がある方が良いと思いませんか?
花見スポットや紅葉の山のように、それ自体がメインになるにはそれなりに数が必要です。
普段読書をしない人にとって、たまたま手に取った一冊は1/1の出会いなのです。その一つが外れてしまうと「もういいや」となりかねません。選択肢がたくさんあるうちの一つだとしたら、少しだけ次にかけてみる気持ちが湧きませんか?こんなにたくさんの愛情を受けて育った木がいっぱいある。そのことを知ってもらうことで、読書って良いものなんだなと感じてもらえると思いませんか?

そうして新しい語り部を生みながら、木を森を育てていく。
人間が一人では生きられないように、木も本もそれらが集まることでより強く丈夫になります。
「森を読む」というのは目的であり、手段でもあります。
一緒に木を育て、森を作るお手伝いをしてもらえたらありがたいです。

本を読むのは物語に浸りたいからという理由があると思います。でも、その根底に作家の頭の中を覗きたいとか、感想を共有したいとか、他の人はどう考えるのか、みたいな人間の考えや感情への好奇心があると私は思います。その好奇心に水をやって育てる。本という木をみんなで育てて、それを集めて森を作る。そしてその森を丸ごとみんなで楽しんじゃいましょうというのがReading Forestです。

Reading Forestの目的とは?

それでは次はReading Forestが目指すものについてお話ししたいと思います。

①読者の読書体験の向上

まず一つ目が「読書体験の向上」です。
すでに読書が好きな人もそうでない人も、全ての人が読書を通じてのより良い体験が得られるようになればと考えています。

そのために、名前の由来でもお話ししましたが皆んなで本を育てていく必要があります。人の思いや熱量を感じることで読書の価値は高まります。読書を楽しんでいる人たちが集い、その熱狂に感化された人が読書を好きになる。そういったサイクルを生み出すことができたらと考えています。

読んだ本の楽しみを共有することで盛り上がれるように、人の思いに読書を通じて触れることで対話が生まれると考えます。その対話が新しい価値観や発想との出会いに繋がるのではないかと私は思います。

何はともあれ、もっと深く読書を楽しみ、それが伝わる空間を作ろうと思います。

情報の価値が高まった昨今、次は情報だけでなく人の思いや考え、情熱といった無形物の価値が高まるべきだと考えています。

②作家の地位向上

もう一つ、やりたいことがあります。

それは小説などを執筆する作家の方々の地位の向上です。
私も以前、小説家を夢見ていた時代があります。小説を書いてそれを仕事にできたら…と考えていた時代があります。

そんな背景もあり、私は作家さんに対して強い尊敬の念を抱いています。それと同時に昨今の作家の地位というものが提供している価値に対して低くなっているように感じます。専業で成り立つ人はほとんどおらず、別で仕事をしながらその合間に作品を作る人が多いという現状に危機感を感じています。

作家というのは、芸術家でありながら、エンターテイナーであり、哲学者であり、クリエイターでもあります。それを文章という限られた手段で表現するという行為には当然時間も手間もかかります。そこまでして私たちに日々の楽しみを提供してくれているにもかかわらず、それで生活ができないとなると作品づくりにも影響が出るのではないかと思います。

木を植えるという最も最初の役割を担う作家の方々が安心して作品づくりに取り組めるようになることも、森を作る上で必要なことだと考えています。

読書体験の向上と作家の地位の向上によって、出版不況という森林伐採の憂き目に遭う出版業界に緑を取り戻したいと願っています。

具体的に何をするのか?

Readind Forestは読書に関する総合メディアを目指します。
つまり、本が読みたくなったらReading Forestを訪れ、読み終わってからもReading Forestに集まる。そういった読書という体験の前後を充実させるメディアへと成長して行けたらと考えています。

現時点では、レビュー掲載、オリジナル作品連載、読書会・コミュニティ形成などを徐々に手がけて行けたらと考えています。レビュー掲載では、読者のみなさんの本気のレビューを募ります。皆さんが本気で誰かに勧めたい!と思ったものだけを集め、読書や作品の魅力を存分に発揮できたらと考えています。そしてそれだけではなく、書き手のプロである作家さんたちが本気のレビューも掲載できたらと考えています。プロの目線でのレビューや感想、自作品への解説など自由度の高いオリジナルコンテンツを公開できたらと目論んでおります。

集まる人が増えたら、その人たちの繋がりなども強化していきたいですね。
読書会やコミュニティを作って、交流したらより読書体験の幅は広がると思います。
読書ビギナーと読書ベテランを繋げて、本の魅力を継承していくみたいな企画も面白いかもしれませんね。

とはいえ、いきなりあれやこれやは難しいので少しづつ、少しづつ歩みを進めていけたらと思います。
まずは、「木」を育てるために、皆さんの思いを表現できる場にしたいと思います。
ぜひ、お力添えいただけたら幸いです。一緒に『本の森』をつくりませんか?

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